背景
近年、都市開発の進展した流域では、いわゆる「都市型水害」が多発しています。これは、流域の浸透・保水機能の低下にともない、雨水の流出量が既存の河川能力や下水道施設の能力を上回ることによりもたらされるものです。そこで、流域における遊水機能の回復や、雨水の流出抑制対策が必要とされています。
適用場所
シンシンブロック（SSBB）槽は、軽量なプラスチック貯留材を地下に組立て、その周囲を遮水シートまたは透水シートで覆い、雨水を貯留浸透させることによって雨水流出を抑制するための地下貯留浸透施設です。外部施設（泥だめます、溢流管、オリフィスなど）と組合わせて構築され、オンサイトならびにオフサイトで利用することができます。オンサイト施設としては公園、宅地、学校、道路など、オフサイト施設としては河川・下水道への流入前に雨水調整池として活用されます。
